先日iPhoneが水没しましたが、乾燥剤と一緒に袋詰めして24時間も、全く起動しませんでした。
とりあえずiPhoneを分解して中を確認することにしました。
水没したiPhoneを分解する
昔、使用したiPhone7と8の電池交換を自ら行ったことがあるため、自分でiPhoneを分解することに特に問題を感じていません。
iPhoneを分解したことがない方で、機械取扱が苦手の方でしたら、自分で分解せず専門の修理業者に依頼してくださいね。
また、iPhoneを分解すると不正改造とみなされてしまうことがあるため、アップルケアに加入しても正規の修理サービスの対象外となりますので、ご注意ください。
分解用道具は3セットも持っているので、これらを使って分解をしました。
iPhoneの分解方法は、ネットで調べたらいくらでも出てきますので、ここでは割愛します。
私はいつもあらゆるものを修理するためのマニュアルを公開している会社iFikitのサイトを使っていますので、興味ある方は覗いてみてください。
早速、iPhoneを開けてみると、びっくりです!水滴がいっぱい付いているのではないか!!
乾燥剤と一緒に24時間密封しても、うまく乾燥できていないようです。(もともともっと浸水したかもしれない)
iPhoneの基盤を洗浄する
浸水がちょっと酷いですし、川に漬かっていたので恐らくミネラル豊富の水になりますので、基板を洗浄することにしました。
無水エタノールが必要ということで購入しました。
もし無水エタノールを使用する機会があったら、取扱いには十分ご注意ください。火気厳禁!
前面パネルを外して、電池を外さずに基板と一緒に無水エタノールに漬かります。
エタノールは液晶画面をだめにすることがありますので、前面パネルを外してやりました。
タッパに入れて、基盤が全部漬かるまで無水エタノールを入れますが、無水エタノールをケチせず少し多めに入れたほうがいいと思います。
10分程度を漬かってから、裏返します。
裏返して5分程度待ちます。
そのあとに、無水エタノールから取り出して、扇風機で少し乾かしてそのまま自然乾燥をさせました。風通しが良いところで3時間程度放置。
24時間乾燥剤とパックしても消えなかったレンズ裏側の水蒸気が全てなくなり、とても綺麗になりました。
左図:乾燥剤パック24時間後。 右図:無水エタノールで洗浄後。
そして、エタノールを完全飛ばしたら、もう一度iPhone画面を繋ぎなおします。
結果はいまいち
半日の作業を続いて、iPhoneもこれで復活すると思いきや、
しかし、電源ボタンを長押しするが、反応なし。ケーブルでPCにつないでも特に反応なし。
どうしようか。修理のお店に持っていくしかないですね。
そう思って、開けたままの状態のiPhoneを持って、街の修理店に向かうことにしました。
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