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お金を貯めて資産を増やすには、まず節約から実施すべき3つの理由!

この記事は約6分で読めます。

今回は、お金を貯めて、資産を増やすためには、まず節約から実践すべき3つの理由をご紹介します。

節約とは

節約あるいは倹約というのは、無駄遣いを極力なくすように努力することです。

以前の記事では、「開源節流」という言葉を紹介しました。その中でも少し触れましたが、

節約、倹約は、資産を築くためのとても重要な手段の1つです。

資産を築くための手段:
「開源」:
収入を増やす - 会社勤めの給与収入または、個人事業の収入を稼ぐこと
資産を増やす - 不動産投資、株式投資、投資信託などで資産を増やすこと
「節流」:
倹約、節約する - 生活する上でかかる費用を減らすこと
節税する - 合法的に合理的に税金を下げること
お金を騙し取られないようにする - お金に関する詐欺、高金利ローンなどを避ける

では、節約は、他の手段と比べるとどうでしょうか?これらの手段における実施の優先順位はどうなるでしょうか?

結論から言うと、一番最初から取り組むべき手段は、この「節約」です。

「収入を増やす」と「支出を減らす」を比較してみる

自分の資産を築くためには、収入を増やすのが最優先だろう!という人もいると思います。

しかし、「収入を増やすこと」と「支出を減らすこと」(節約)は、どれが効率がいいのでしょうか?

ここで質問:
・資産を増やす次の3つの手段の中で、一番効率が良い手段はどれでしょうか?
① 月給2万円をアップさせる。
② 資産運用で毎月2万円の利益を出す。
③ 毎月2万円を節約する。
まず、1つを選択して自分の回答を頭の隅に置きながら、以下の分析をご確認ください。
①月給2万円をアップ

一般的なサラリーマンの場合で考えると、「月給2万円アップ」とはどのぐらいのことでしょうか。大きく昇給と残業の2つの手段を考えられます。

経団連が企業に対して2001年以降の昇給率を調査した結果、最低1.8%~最高2.4%までの間で推移しており、概ね2%前後の平均昇給率になっています。

企業の平均昇給額(2%の場合)
月給20万円 4,000円
月給25万円 5,000円
月給30万円 6,000円

サラリーマンとして、普通に会社に努めて、普通の評価をもらったら、毎年2%の月給料のアップが期待されます。しかし、もっと給料を上げてもらうためには、会社でもっと高く評価されないと昇給は難しいと思います。

給与アップの場合は、2万円というのは平均の3倍以上になります。会社でそれなりに成果を出さないと、一般的にはそう簡単には給与が上がりません。

そして、実はここで1つの落とし穴があります。

月給2万円アップしたら、そのまま2万円をもらえるわけではないのです。色々税金や保険料が引かれ2割程度徴収されます。そして、手取りとして2万円を得るためには、2万5千円の金額アップをさせないといけません。

同様に、残業したら収入も上がると思いますが、月給25万円の方が、残業で2万5千円を稼ぐには大体10時間が必要ですね。

②資産運用で毎月2万円の利益を出す

投資信託のインデックス投資というリスクが小さ目の資産運用を行う場合は、平均的な年間リターンは3~4%前後です。

ここでも税金などを考慮すると、月2万円の収入を得られるために、2万5千円の純利益が必要です。年間では2.5×12か月=30万円。3~4%の利益率で考えると、元本は750~830万円ぐらいが必要になります。

これも結構の大金だと思います。

③毎月2万円を節約する

一番単純に考えると、1が月で2万円を節約するためには、毎日約666円を節約すればいいわけです。

違う見方ですると、毎日自動販売機で1本150円のジュースを買っているとしよう。それをやめて自作のお茶などにしたら、月3~4千円の節約になります。そして、同じものをコンビニではなく、スーパーで買うだけで、2割ぐらい節約できるのです。

無駄な飲み会を1回やめれば、5000円程度の節約になりますね。

また、固定費(携帯料金や光熱費など)を1回見直すだけで、簡単に月2万円を節約できちゃうんです。

節約に関する情報を増やすだけで、誰でも簡単にすぐに取り組めることができます。

節約から始めるべき3つの理由

以上の分析のように:
資産をはやく築くためには、お金を貯めることが重要で、その中でも「節約」という手段を一番最初に取り組むべきと思います。その理由は以下の3つと考える。

1.節約には、労力、準備資金や才能が必要ありません。

会社勤めの場合では、努力して成果を出さないとほとんど昇給できませんし、残業代を稼ぐにはそれに相応する時間と労力が必要です。
また、株式や不動産などの投資で成果を出すためには、しっかりと学ぶ必要がありますし、努力なしで稼いでる人は投資才能の持ち主です。準備金もある程度ないと、リターンが期待できません。
ところで、節約には、労力も資金も才能も必要ありません!必要なのは、あなたの決意と少しの努力だけです。無駄な支出を減らすことを決意して、生活の中で少し我慢するだけで成り立ちます。

2.節約は効果がすぐに出ます。

会社での昇給や投資でのリターンは、時間をかけないとお金を稼ぐことが難しいです。
その一方で、節約は、始めた日からすぐに成果が出ます。しかも、任意保険や通信費などの固定費の見直しは、たった一度の努力で節約効果がずっと続きます。

3.節約にはリスクがありません。

投資の場合は、あるリスクを受け入れないと、リターンも期待できません。覚悟が必要です。
でも、これは言うこともなく、投資とは違って、節約はリスクがほとんどありません。
リスクを取ることなく、実施さえすれば、即お金を増やすことができる、コスパ最高の手段です。

まとめ

今回は、お金を貯めて、資産を増やすためには、まず節約から実践すべき3つの理由をご紹介しました。
皆さんもぜひ節約する決意をして、少し情報収集をしながら、節約のコツを掴んで実践しましょう!あなたが想像する以上の成果が出てくるかもしれません!

後書き(「節約」の中国語の語源)

節約および倹約は、中国語では、「节约」、「节省」、「俭约」などと訳されます。(漢字が似てますよね)

実は、これらの言葉がかなり昔から使われていて、古い文献からでも結構見つかっています。

《汉书‧辛庆忌传》:“庆忌居处恭俭,食欲被服尤节约。”
《宋书‧五行志叁》:“今宜罢散民役,务从节约,清扫所灾之处,不敢於此有所营造。”
《晏子春秋‧諫下十四》:“法其节俭则可,法其服,居其室,无益也。”
《史记‧平津侯主父列传》:“盖闻治国之道,富民為始;富民之要,在於节俭。”
唐白居易《太平乐词》之一:“岁丰仍节俭,时泰更销兵。”
以上の文献から見ると、中国は古くから、国家を繁盛するためには、節約・倹約ということを結構勧められているんですね。もちろん、国だけではなく、家庭での節約も推奨されています。
「節約」は、現在にも受け継がれる重要の言葉ですね。

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