言語の切替

中国へ渡航のための手順(PCR検査、健康コード、隔離)

この記事は約7分で読めます。



中国へ渡航のための一連の手順をまとめてみましたので、ご説明します。

大きな流れとして以下になります。

⓪中国への渡航が決まり

①飛行機切符を購入

②渡航前PCR検査

③健康コードでの申告

④飛行機搭乗

⑤中国到着し、隔離へ

⑥隔離終了

それでは、順番に説明していきます。

⓪中国への渡航が決まったら

中国への渡航が決まったら、まずいつどこに飛ぶかを決めないといけません。

なぜなら、昔のようにいつでも中国へ自由に飛ぶことができません。

2020年12月時点では、成田・関西発の便しかなく、就航可能な都市も十数個程度に限られています。(在日大使館情報↓)

中国=日本の航空路線の各航空会社の最新の運航状況(11月25日更新)

予定を立てる際に、必ず【在日中国大使館公式HP】の最新情報をご確認ください!

①中国への渡航の切符を購入

出張などので中国への渡航日が決まった後には、飛行機の切符を購入するんですが、基本値段が全部高い!!

コロナの前だと往復5、6万円の切符は、現在ほとんど2倍~3倍の値段になってますね。

片道でも最安値が12万円以上。大連とかは18万円!!(涙)

②渡航前PCR検査

中国渡航の前には、日本で必ずPCR検査等を行うことが求められています (在日中国大使館の公告)。

しかも、搭乗の2日以内に「PCR検査及び抗体検査」の2つの陰性証明が必要になります!!

そして、PCRと抗体検査については「中国の在外公館が指定又は認可する機関で行わなければならない」となっています。

検査費用はどうなる?

相場として、PCR検査+IgM抗体検査は、3万円~4万円(税抜)程度になります。

検査後の陰性証明書(英語)の作成には、別途5千円~1万円(税別)の費用になります。

ちなみに、中国人の周り(Wechatグループなど)では、セットで3万円(税込)のところも友人から紹介されたことがあります。

出張なら、あまり検査費用について気にならないですが、スピーディーの対応が求められます。搭乗の2日以内の証明提示だから、検査当日あるいは翌日に検査結果が出ないと間に合いませんね!

検査から結果が出るまでの時間は、検査機関によって異なるため、しっかりご確認ください。


③健康コードでの申告

12月1日以降のフライトは加えて、上記の陰性証明書だけではなく、『医療機関で紙の診断書をもらった後、搭乗予定者が大使館に電子申請、「健康コード」を獲得する』ことが必須になります。

「健康コード」の申請には、期限があります。下の図のように、期限を守って、別途WEBで申請する必要があります。

※この表は、Kakukakuが、在日中国大使館のHPのデータを整理して作成しています。最新情報については、必ず各航空会社までご確認ください。

■直行便をご利用の場合は:

====================================

(1)中国国籍の乗客

  • ダブル陰性証明を取得後、「防疫健康コード国際版」のWeChatミニプログラム(微信小程序)より、必要事項を入力のうえ、ダブル陰性証明をアップロードしてください。
    中国駐日本大使館・総領事館の確認完了後、「HS」マークのグリーン健康コードを取得いただけます。
    健康コードは搭乗手続き時、確認させていただきます。あらかじめご準備ください。
防疫健康コード国際版のWeChatミニプログラム(微信小程序)

(2)中国国籍以外の乗客

  • ダブル陰性証明を取得後、Department of Consular Affairs, Ministry of Foreign Affairs, PRC専用サイト、またはQRコードより、アカウント登録。
    必要事項を入力のうえ、ダブル陰性証明をアップロードしてください。
    中国駐日本大使館・総領事館の確認完了後、「HDC」マークのグリーン健康コードを取得いただけます。
    健康コードは搭乗手続き時、確認させていただきます。あらかじめご準備ください。
Department of Consular Affairs, Ministry of Foreign Affairs, PRC専用サイト

===================================

例えば、全日空ANAの場合は、PCR検査および血清IgM抗体検査のダブル陰性証明の取得後、搭乗前日20時までに上記の事前申請して、QRコードを取得するのが必要になります。

④飛行機搭乗

空港でチェックインする際に、航空会社に陰性証明書と上記③「HS」or「HDC」の健康QRコードを提示する必要があります。

そして、中国入国に際し、降機時に「健康電子入力完了画面(QRコード)の提示」が必須となります(③の健康QRコードとは別なので、ご注意)

申請については、出発の前日から、General Administration of Customs,P.R.CHINA ホームページもしくは、以下のQRコードをスキャンし、必要事項の申告をしてくだい。

WeChatをお持ちの乗客
QR code for Customs services on WeChat
WeChatをお持ちでない乗客
"China Customs" APP (Android) "China Customs" APP (iOS)

このように、ANAのように、各航空会社のホームページには、やり方と注意点がありますので、必ずご確認ください。ANAのお知らせ

⑤中国到着し、隔離へ

中国に到着したら、現地で④のQRコードを求められます。間違わないようにご注意ください。

そして、現地の空港でまず、PCR検査を改めて実施されます。

空港内の検査ブースで全員がPCR検査を受けます。唾液ではなく、鼻から綿棒で検体を採取する形での検査が行われます。(子供の場合は喉のPCR検査が行われるケースもあるようです。)

その後、隔離ホテルに向かうためのバスに誘導されます。空港近くのホテルに案内され、2週間の隔離生活がスタートになります。ホテルに対する選択の自由はなく、指示されたホテルに移動させられます。

飛行機の着陸から空港を出てホテルに向かうまでの時間はおよそ2~3時間程度で、空港の混雑状況にもよりますが、比較的スムーズに進むようです。

隔離生活について

隔離中のホテルでは、基本的には、ホテルの「宿泊代+1日3食」の料金で請求されます。水も支給されますので、基本的は大丈夫です。地域によりますが、300元~500元/日の隔離費用がかかります。

中華料理がメインですので、食事が合わない可能性もあります。事前に、日本からカップラーメンや即食フード、お菓子などを持っていったほうがいいかもしれません。

中国現地に知り合いがある場合は、差し入れを受けることも多いと聞いています。中国慣れの方は、出前を注文する方もいます。

また、ホテル隔離中の健康管理として、1日2回検温が行われます。施設によってですが、さらに隔離生活中に2~3回、喉のPCR検査を実施される場合もあるようです。

ホテルの部屋は十分に広く、清潔なところが多いですが、ネット環境はあまり良くないところが多いようです。

===================================

そして、私がStand.fmで知り合った友人のたあみんさんは、11月初旬ごろに、中国広東省に着いて、2週間の隔離生活を送られていました。

stand.fm (スタンドエフエム) 音声配信プラットフォーム
音声配信を気軽にもっと楽しく。stand.fmは誰でも、どこにいても気軽に収録ができてすぐに配信できる音声配信アプリです。

彼女の配信を聞いていただくと、隔離生活の実態が分かります。ぜひお聴きください。

#85 空港着いてからホテルに着くまでの話

#89 ホテル生活で感じる広東省の朝ごはん

#126 PCR検査7回して日本にいた時と今の気持ちの違い


最後に

自分の友人も、年末に向けて中国に帰国するのが多くなっています。

日本人の皆さんもこれから、出張とかで中国に行くことが多くなるかもしれません。

ぜひ今回の記事を参考いただけたら幸いです。

なお、本記事の内容は、12月12日の情報を基づいて作成しておりますので、最新の情報については、必ず在日中国大使館や各航空会社のホームページをご確認ください。







コメント

タイトルとURLをコピーしました