中国へ渡航のための一連の手順をまとめてみましたので、ご説明します。
大きな流れとして以下になります。
⓪中国への渡航が決まり
↓
①飛行機切符を購入
↓
②渡航前PCR検査
↓
③健康コードでの申告
↓
④飛行機搭乗
↓
⑤中国到着し、隔離へ
↓
⑥隔離終了
それでは、順番に説明していきます。
⓪中国への渡航が決まったら
中国への渡航が決まったら、まずいつどこに飛ぶかを決めないといけません。
なぜなら、昔のようにいつでも中国へ自由に飛ぶことができません。
2020年12月時点では、成田・関西発の便しかなく、就航可能な都市も十数個程度に限られています。(在日大使館情報↓)
中国=日本の航空路線の各航空会社の最新の運航状況(11月25日更新)
予定を立てる際に、必ず【在日中国大使館公式HP】の最新情報をご確認ください!
①中国への渡航の切符を購入
出張などので中国への渡航日が決まった後には、飛行機の切符を購入するんですが、基本値段が全部高い!!
コロナの前だと往復5、6万円の切符は、現在ほとんど2倍~3倍の値段になってますね。
片道でも最安値が12万円以上。大連とかは18万円!!(涙)
②渡航前PCR検査
中国渡航の前には、日本で必ずPCR検査等を行うことが求められています (在日中国大使館の公告)。
しかも、搭乗の2日以内に「PCR検査及び抗体検査」の2つの陰性証明が必要になります!!
そして、PCRと抗体検査については「中国の在外公館が指定又は認可する機関で行わなければならない」となっています。
検査費用はどうなる?
相場として、PCR検査+IgM抗体検査は、3万円~4万円(税抜)程度になります。
検査後の陰性証明書(英語)の作成には、別途5千円~1万円(税別)の費用になります。
ちなみに、中国人の周り(Wechatグループなど)では、セットで3万円(税込)のところも友人から紹介されたことがあります。
出張なら、あまり検査費用について気にならないですが、スピーディーの対応が求められます。搭乗の2日以内の証明提示だから、検査当日あるいは翌日に検査結果が出ないと間に合いませんね!
検査から結果が出るまでの時間は、検査機関によって異なるため、しっかりご確認ください。
③健康コードでの申告
12月1日以降のフライトは加えて、上記の陰性証明書だけではなく、『医療機関で紙の診断書をもらった後、搭乗予定者が大使館に電子申請、「健康コード」を獲得する』ことが必須になります。
「健康コード」の申請には、期限があります。下の図のように、期限を守って、別途WEBで申請する必要があります。
※この表は、Kakukakuが、在日中国大使館のHPのデータを整理して作成しています。最新情報については、必ず各航空会社までご確認ください。
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(1)中国国籍の乗客
- ダブル陰性証明を取得後、「防疫健康コード国際版」のWeChatミニプログラム(微信小程序)より、必要事項を入力のうえ、ダブル陰性証明をアップロードしてください。
中国駐日本大使館・総領事館の確認完了後、「HS」マークのグリーン健康コードを取得いただけます。
健康コードは搭乗手続き時、確認させていただきます。あらかじめご準備ください。
(2)中国国籍以外の乗客
- ダブル陰性証明を取得後、Department of Consular Affairs, Ministry of Foreign Affairs, PRC専用サイト、またはQRコードより、アカウント登録。
必要事項を入力のうえ、ダブル陰性証明をアップロードしてください。
中国駐日本大使館・総領事館の確認完了後、「HDC」マークのグリーン健康コードを取得いただけます。
健康コードは搭乗手続き時、確認させていただきます。あらかじめご準備ください。
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例えば、全日空ANAの場合は、PCR検査および血清IgM抗体検査のダブル陰性証明の取得後、搭乗前日20時までに上記の事前申請して、QRコードを取得するのが必要になります。
④飛行機搭乗
空港でチェックインする際に、航空会社に陰性証明書と上記③「HS」or「HDC」の健康QRコードを提示する必要があります。
そして、中国入国に際し、降機時に「健康電子入力完了画面(QRコード)の提示」が必須となります(③の健康QRコードとは別なので、ご注意)。
申請については、出発の前日から、General Administration of Customs,P.R.CHINA ホームページもしくは、以下のQRコードをスキャンし、必要事項の申告をしてくだい。
WeChatをお持ちの乗客
WeChatをお持ちでない乗客
このように、ANAのように、各航空会社のホームページには、やり方と注意点がありますので、必ずご確認ください。ANAのお知らせ
⑤中国到着し、隔離へ
中国に到着したら、現地で④のQRコードを求められます。間違わないようにご注意ください。
そして、現地の空港でまず、PCR検査を改めて実施されます。
空港内の検査ブースで全員がPCR検査を受けます。唾液ではなく、鼻から綿棒で検体を採取する形での検査が行われます。(子供の場合は喉のPCR検査が行われるケースもあるようです。)
その後、隔離ホテルに向かうためのバスに誘導されます。空港近くのホテルに案内され、2週間の隔離生活がスタートになります。ホテルに対する選択の自由はなく、指示されたホテルに移動させられます。
飛行機の着陸から空港を出てホテルに向かうまでの時間はおよそ2~3時間程度で、空港の混雑状況にもよりますが、比較的スムーズに進むようです。
隔離生活について
隔離中のホテルでは、基本的には、ホテルの「宿泊代+1日3食」の料金で請求されます。水も支給されますので、基本的は大丈夫です。地域によりますが、300元~500元/日の隔離費用がかかります。
中華料理がメインですので、食事が合わない可能性もあります。事前に、日本からカップラーメンや即食フード、お菓子などを持っていったほうがいいかもしれません。
中国現地に知り合いがある場合は、差し入れを受けることも多いと聞いています。中国慣れの方は、出前を注文する方もいます。
また、ホテル隔離中の健康管理として、1日2回検温が行われます。施設によってですが、さらに隔離生活中に2~3回、喉のPCR検査を実施される場合もあるようです。
ホテルの部屋は十分に広く、清潔なところが多いですが、ネット環境はあまり良くないところが多いようです。
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そして、私がStand.fmで知り合った友人のたあみんさんは、11月初旬ごろに、中国広東省に着いて、2週間の隔離生活を送られていました。
彼女の配信を聞いていただくと、隔離生活の実態が分かります。ぜひお聴きください。
#85 空港着いてからホテルに着くまでの話
#89 ホテル生活で感じる広東省の朝ごはん
#126 PCR検査7回して日本にいた時と今の気持ちの違い
最後に
自分の友人も、年末に向けて中国に帰国するのが多くなっています。
日本人の皆さんもこれから、出張とかで中国に行くことが多くなるかもしれません。
ぜひ今回の記事を参考いただけたら幸いです。
なお、本記事の内容は、12月12日の情報を基づいて作成しておりますので、最新の情報については、必ず在日中国大使館や各航空会社のホームページをご確認ください。
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