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開源節流 ~人生を裕福にするための羅針盤~

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中国では、古くから”开源节流“(開源節流)という四字熟語があります。

幸福度を高いレベルまで上げるためには、お金がある一定基準以上が必要と思います。

その基準に到達するためには、私がこの”開源節流”は、裕福への羅針盤であると考えます。

開源節流(かいげんせつりゅう)

開源節流(かいげんせつりゅう)、中国語では、开源节流(kāi yuán jié liú)と書きます。

昔からの意味は、国の財源を増やしながら、支出を抑えることで健全な財政を得ることです。
「開源」は水源を開発すること。
「節流」は水の流れの量を調節すること。
水の流れに財政をたとえたものです。

もともとの出典は、中国の古典《荀子·富国》:

故明主必谨养其和,,而时斟酌焉,潢然使天下必有余,而上不忧不足。
中国の戦国時代に、思想家の荀况は、《富国篇》の中には、上記の富国策略を提案したわけです。
日本語に訳すと、以下になります。
国・政府と国民は、開源節流を行うことが重要で、金銭や資産の収支を常にうまく調整すれば、蓄財ができる。そして、国も安定し富になり、国民も裕福に暮らすことができる。

家庭における「開源節流」

同じように、開源節流は、家庭で蓄財するための基本原則と考えます。

家庭の収入源を増やして(開源)、できるだけ支出を抑える(節流)、ということです。

では、さらに深堀して見てみましょう。

開源

「開源」といことですが、いくつの手段があります。
収入を増やす - 会社勤めの給与収入または、個人事業の収入を稼ぐこと
資産を増やす - 不動産投資、株式投資、投資信託などで資産を増やすこと

節流

「節流」といことでも、いくつの手段があります。
倹約、節約する - 生活する上でかかる費用を減らすこと
節税する - 合法的に合理的に税金を下げること
お金を騙し取られないようにする - お金に関する詐欺、高金利ローンなどを避ける

バランスが重要

年収300万円の家庭で、1000万円の貯金があるところもあれば、
年収2000万円の家庭で、100万円の貯金しかないところもあります。
この差は、一体なんでしょうか。
一言でいうと、開源と節流のバランスが取れるかどうか、の差です。
頑張って稼いだとしても、お金を浪費で使ってしまえば、いつまでも蓄財できるはずもありません。
稼ぎが少ないものの、倹約・節約を一生懸命にやると、蓄財こそできますが、我慢しすぎて幸福度を上げることも難しいです。
では、両者のどうバランスを取るでしょうか?
それは、自分の価値観をまず知ることから始めます。
人は、十人十色で、価値観と人生観も結構違います。
自分の価値観を知り、それに合わせて、裕福になるためのロードマップを設定していく必要があります。
そして、自分の価値観に合わせて設定したロードマップに従って、開源と節流バランスを取っていきます。

まとめ

「開源節流」という中国の言葉を紹介しました。この言葉は我々の生活を裕福にしてくれる羅針盤だと思います。

あなたは、どのタイプの人間ですか?
・仕事するのが楽しくて、より多く稼いでより多く消費したい。
・稼ぎが少なくても人のために働き続けたいが、若干低い生活水準でも構わない。
・働くのは嫌で、蓄財さえできれば、早く仕事をやめたい。
・お金をコツコツ貯めるのが好きで、お金を稼ぐのと消費するのとも程々でいい。
・最低限の生活でいいので、とにかく大都市から離れて自然の中で暮らしたい。
・・・・・・
結局、人はそれぞれです。しかし、この羅針盤は我々の行動の指南になってくれると思います。
お金のことをよく勉強し知識を蓄えて実践する!そして改善を繰り返す!
自分なりの裕福にする方法、幸福度を上げる方法を築いて、自分の価値観や家庭事情に合わせて、「開源」と「節流」のバランスを良く取っていきましょう!

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