節約を始めるには、自分の家計の過去を知ることから始めます。
そのためには、「貯蓄状況」の変化を見える化にするのがポイントです。
今回は、誰でも簡単に「貯蓄状況」をチェックできる方法を紹介します。
超簡単!誰でもすぐできる、貯蓄額のセルフチェック
1.まずは、通帳記入できた全ての預金通帳を集めます。そしたら、現在の残額合計を計算します。
2.現在の総額と1年前の同時期の総額を比較して、差額を計算します。
例えば、2020年10月1日の金額が200万円で、2019年10月1日の金額が120万円とする時に、
200万円-120万=80万円
これで、1年間で80万円の貯蓄ができたことが分かります。
財形貯蓄がお持ちの方は、通帳と同じように差額を計算すればいいです。
貯蓄額の推移を知る
さらに、私は「直近数年の貯蓄額の推移を調べること」を強くお勧めします。
上記で紹介した方法を使って、直近5年の貯蓄額を調べて、貯金の変化を書き出してみましょう。お金が貯まらない人は、自分のお金が貯まらない現状を認識するだけで、結構なショックを受けると思います。
実は、私も数年前までに全く貯金ができなかったにも関わらず、危機感が全くありませんでした。一度貯蓄額を計算してみると、本当に衝撃を受けました。
仕事を始めて数年、そこそこの給料をもらっているのに、銀行口座の残高は数十万しかなかった状態でした。
このお金が貯まらない状況を認識することこそが、私の節約を始めるきっかけになりました。
貯金の変化が見えることが重要
仮に、「これから1年で貯金100万を目指す!」という目標を立てた場合は、”定期的”に貯金の変化を確認しながら、目標に向けて軌道修正することがとても重要です。
”定期的”に貯金の変化を把握するために、四半期(3か月間)ごとでチェックすればいいと考えます。(期間がもっと短いと煩雑になるし、もっと長いと精度が低くなるからです)
100万円の目標に対して、4つの期間でそれぞれ、「25万円」貯金できればいいわけですので、1月1日、4月1日、7月1日、10月1日の4回でチェックして調整を行います。
このように、貯金額を見える化にすることで、自然に計画的に節約をして、貯金できることを心掛けるようになります。
ぜひ一度、自分の直近の貯蓄額の推移を調べてみて、貯金に向けて行動してみてください。
あとがき(中国の「月光族」について)
■■解説■■
“用光”の“光”は「何も残っていない状態」という意味で、“用光”で「使い果たす」という意味になります。「月光族」は、現代の中国若者の特徴を表す言葉で、メディアでよく取り上げられています。
中国消費を牽引する現在の主役が「月光族」とも言われていますが、結局、節約もせず、貯金なしの「月光族」が30代になると、住宅の購入、結婚、子供の教育などの現実問題に直面して、ひどい目にあいますね。
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